2008年11月30日日曜日

蔡國華展、まだまだやります


ギャルリーパリでの蔡國華展は昨日閉幕しました。
期間中たくさんの方が来場され、みなさん熱心に
絵を観てくださって、蔡さんも大変喜んでおいででした。
引き続き12月5日より横浜旭区にて蔡國華展が開催
されますので、お近くにお出での際は是非お寄りください。

 *会場 旭ギャラリー
 *会期 12月5日(金)〜 23日(火)会期中無休
 *油彩、水彩等約30点出品予定



オマケ1:
山下公園通りの銀杏並木も
すっかり色づきました。







オマケ2:
金星と木星がずいぶん
接近しています。
いよいよ12月1日が
最接近です。

2008年11月28日金曜日

裁判員制度


―「裁判員候補者名簿記載通知」が今日発送されたそうじゃないか。
―いやだなぁ、そんなもんが来たら。もし当たるんだったら
 出来るだけ簡単な事件に当たってほしいよ。
―簡単な事件には裁判員はつかないらしいぞ。対象事件は
 殺人や強盗致死、誘拐などの重大事件って説明だったぞ。
―そんなのますますイヤじゃないか。
 そもそも法律のこと何にも解らないオレらに
 何を期待しようっていうんだ?
―裁判官、検察、弁護士だけだと、あまりに専門的な
 法解釈に終始し、裁判の進め方や結論が国民の常識から
 はずれてしまう可能性があるので、それを防ぐためと
 国民に分かりやすい裁判にするためって、そう説明している
 みたいだけど…
―それって自分達が専門バカになってるのを
 認めてるんじゃないか。それだったら裁判の中で国民が
 意見を述べる場を作ってもいいし、有罪/無罪を決める
 合議にだけ参加するってことでもいいよな。
 どうしてオレたちが量刑を決めるところまで関わらないと
 いけないのか、よく分からない。
 我が身を省みれば、人に死刑を言い渡すなんて
 とても出来ない相談だよ。

裁判所のHPを見ても、この疑問の答えは見つかりませんでした…

2008年11月27日木曜日

Thanksgiving Day


―今日はアメリカの感謝祭だね。
―アメリカの祝日なんて関係ないじゃない。
―そう言っちゃえばそれまでだけど、Thanksgiving はぼくの好きな
 祝日なので許して。
 昔、英語の教科書に載っていたピルグリムファザーズの
 話が印象深く心に残ってるんだ。
 感謝祭はアメリカの人たちにとっては日本のお正月みたいな
 もんだからね。あちこちに散らばってる家族が、この日ばかりは
 みんな集まって、感謝の食卓を囲む。
 お正月もそうだけど、こういう日があるのは
 とても大事なことだと思わないか。
―感謝祭の食卓っていうと何てったって七面鳥じゃない。
―七面鳥っていうと面白いセレモニーがあってね、
 大量に食されてしまう七面鳥の労に報いるため、ホワイトハウスで
 毎年選ばれた一羽に大統領自ら恩赦を与える儀式をやるんだ。
 恩赦を受けた七面鳥はファーストクラスでディズニーランドに
 移動して、「ディズニー感謝祭パレード」を観閲するんだ。
―冗談みたいね。
―この様子がホワイトハウスのHPに毎年写真入りで載るんだから
 アメリカのユーモアは奥が深いと思うよ。

2008年11月26日水曜日

空白の耐えられない重さ


―2008年11月はきっと歴史に残る1ヶ月になるね。
 金融危機が経済危機に変質していることが、この1ヶ月で
 はっきりした。しかも今にも底が抜けそうな危機だ。
 どの国の政策当局もこの1ヶ月ほど奈落の底に落ちる恐怖を
 感じながら、死にものぐるいで政策を立案し実施したって
 ことはなかったと思うよ。
―日本はそこまでの危機じゃなくってよかったじゃないか。
―日本だってすでに未曾有の危機だよ。なのに政府に危機感が
 ないから、結果としてこの1ヶ月何もしなかった。
 この首相官邸のHP見てみろよ。「官邸からのメッセージ」の
 一番最新が10月30日の新しい経済対策の発表だぜ。
 11月中はメッセージ何もなしだ。しかもこの「経済対策」に
 したって言いっぱなしで、11月中に政策として詰められたものは
 何もない。10月30日で時間は止まってるんだよ。
―民主党が反対するから補正予算は出せないってことじゃないの?
―民主党の反対は自民党にとってむしろありがたいじゃないか。
 国民に今必要なことに反対する民主党は国民の敵だ、と
 言って選挙に打って出れば勝てる目だってあるよ。
―抵抗勢力を作って叩くって、小泉さんの使った手だね。
―結局危機に対して我々はこうするんだ、という意思が
 感じられないんだ。オバマ政権移行チームのHPを見ると
 現状の認識と対策が実にクリアに記されているし
 危機に対処する確固とした意思を感じる。
 今何もせずに手をこまねいていると、我々国民はきっと
 大きなツケを払わされることになるよ。

2008年11月25日火曜日

年末ジャンボ


―今日から年末ジャンボ発売だぞ。買ったか?
―イヤ、初日に買うといかにも期待してるみたいじゃないか。
 だから買ってない。
―だって、オマエ、いつも期待してるんじゃないの?
―今回はいつも以上だよ。もうホント、宝くじが頼みの綱だよ。
―じゃ、早く買えよ。
―よく言うじゃないか。いかにも期待してるって人には
 当たんないって。だから何気なく、フト思いついて
 買いました、ってふうに買わないといけないんだよ。
―そうは言っても期待してるじゃないか。
―期待してちゃ当たんないんだよ。できるだけ宝くじの
 ことは忘れないとダメなんだ。そう思えば思うほど
 頭の中は宝くじだらけになって、がんじがらめの金縛り
 もう死にそうだよ。
―アホらし。

2008年11月24日月曜日

アメリカン・グラフィティ


「アメリカン・グラフィティ」っていう映画、見た?
―大昔じゃない、名前は聞いたけど見てないなぁ。
―学生時代、確か新宿の名画座で見たんだよね。
 話は覚えてないけど、キラキラネオンに尻の上がったクルマ、
 DJの音楽、カッコいいなぁ、って記憶が残ってるよ。
 映画観たあと、新宿大ガード下の騒音がやけに大きくて
 ウラ悲しかった。
―今頃、どうしてどうしてそんな話を持ち出したのよ?
―映画に出てくる白い、カッコいいクルマがあって、ちょっと
 調べてみたんだ。

 このクルマはシボレー製で
 1958年型なんだそう。
 クルマ大衆化のきっかけに
 なったT型フォードの
 発売が1908年、そこから
 50年でアメリカはこんな
 大きなクルマを高校生が
 乗り回す国になった。
―それで?
―そこからまた50年経った今、なんとシボレーの親会社GMが
 つぶれようとしている。そんなこと誰が考えたろう。
 史上最大の「諸行無常」物語だと思わないか。

2008年11月23日日曜日

Reader's Choice(10月後半)&投票しよう(11月前半)


上に掲載した、10/16「高すぎる空」のスケッチが3票を獲得し
10月後半の人気No.1となりました。
みなさんご投票いただきありがとうございました。

引き続き11月前半スケッチを対象に投票を実施します。
対象スケッチは右側コラムにありますので、みなさんのお気に入り
スケッチに是非ご投票ください。



オマケ:
高い空に
熟した柿。
秋、深しを
感じさせる
光景です。

2008年11月21日金曜日

ビーナスとジュピター


―ここ何日かいいお天気で、空がとっても澄んでいるじゃない。
 それで気がついたんだけど日が落ちた後、南西方向に
 すごく明るく輝く星が2つあるのよ。
―ああ、それは木星と金星だよ。
 地平線に近いほうが金星で、その上にあるのが木星。
―あれだけ明るい星が並んでいると、ちょっと神秘的な感じが
 するね。どっちも明るいけど、金星はびっくりするくらい明るいよ。
―太陽と月を除けば、大空で一番明るい星が金星、次が木星なんだ。
 神様の中の神様も美の女神にはかなわないってことかな。

2つの星が並んでいる様子はこちらのブログでお楽しみください。
最接近は12月1日とのこと、ちょっと楽しみです。
 

2008年11月20日木曜日

ヌーボーとしっぽく


―ボジョレーヌーボー解禁だな。ちょっと飲みに行くか?
―そんなんお呼びちゃうわ。1回飲ましてもろたけど
 あんまりおいしいと思わへんかった。
 なんであんなもんに騒いでるんか、ようわからへん。
―オマエな、旨いまずいの問題じゃないんだよ。
 今年も季節が廻って、新しいお酒が出来た。
 うれしいなぁ!さぁ飲もう!って、そういう季節感だよ。
 季節感を楽しむって、わかんないかなぁ〜
―なんでフランスのお酒で季節感じなあかんねん?
 ぼくやったら、こう急に寒なってきたら、熱いしっぽくうどん
 食べたいなぁ思うわ。フーフー言いながら食べてたら
 もうじき冬やなぁ、思うねん。
―そのしっぽくうどんって何だ?
―しいたけに、かまぼこ、とろろ、湯葉、お麩とか入れた
 おうどんやねん。しいたけかじったら甘辛の出汁がじゅっと
 出てくるんがポイントやね。おいしいでぇ。
 なんでこっちにないにゃろ?
―関東じゃ、甘辛なんてそんなややこしいもの、受けないよ。
 何てったってスッキリしてなきゃ。

しっぽくうどん、ご存知ない方はこちらでご覧ください。
見ているだけで生唾ゴクリ、しかも安い! 350円!

2008年11月19日水曜日

青空、黄葉 v 紅葉


―青い空に銀杏の黄葉が映えているのと
 かえでのもみじが映えているのと、どちらが好き?
―いきなりそう言われてもなぁ…
 どちらも魅力的で甲乙つけがたいよ。
―どちらが好きかって聞いているのよ。
 青空と黄葉って、そこにある空気がすごく硬い感じがしない?
 音を出すとキーンと空に抜けていくような。
 でも紅葉だと空気がしっとりやわらかく感じるよ。
 かえでの葉の間で音がさざめきあっているというか…
―う〜ん、よくわからない…
 で、キミはどっちが好きなんだ?
―わたしは青空だと黄葉だな。
 もみじはくもりや雨の日がいい。

京都の紅葉&黄葉満載ブログを発見。おひとつどうぞ。

2008年11月18日火曜日

地下の自慢


―ハマっ子として、ちょっとヨコハマ自慢させてもらうよ。
―何なの?
ギャルリーパリに行く時通った横浜公園、日本大通り、
 それに山下公園から中華街、元町に連なるあたりは
 なかなかいいところだろう。
―そうね。とても横浜らしくって、オシャレな感じがするね。
―本当は、ここを高架の高速道路が通るはずだったんだよ。
―えっ、ここに高架で高速が通ってたらムードぶち壊しじゃない。
 その高速道路はやめになったの?
―イヤ、みなとみらいで地下に潜り、横浜公園の地下を通って
 石川町あたりで地上に出てくるようになっている。
―よかったね、地下にしておいて。
―それが、簡単じゃなかったんだよ。
 1968年頃計画されたんだが、主体の建設省は当然高架しか
 考えてなかった。当時は高度成長まっただ中で、早く、安くの
 時代だから、お金も時間もかかる地下化は特別で皇居のまわり
 だけだったんだ。皇居を見下ろすのは失礼だからってね。
 だから横浜くんだりで地下化なんて何をバカげたことを
 というのが建設省の最初の反応だったらしい。
―よく地下化でできたね。
―あらゆる困難と激しい抵抗を覆していったのは政治の
 プロセスそのものだけど、それを実現させたのは結局
 当時の飛鳥田横浜市長の、ここに高架道路を通すことは
 都市横浜の死に等しいという哲学、信念、情熱に
 尽きるんだね。それで横浜全体が血眼になったし
 最後に建設省も折れたんだよ。
―今じゃ当たり前に見える景色にも、そういう物語があるのね。
―将来を見通す眼とゆるぎない信念、それなくして政治の
 リーダシップなど生まれないものだよ。

(地下化経緯はこの本に詳しいですが、すでに品切れのようです。)

2008年11月17日月曜日

蔡國華展(横浜)開幕


横浜、ギャルリーパリにて蔡國華展、本日開幕しました!
ギャルリーパリはやわらかな空気に包まれた清々しい空間です。
この素晴らしい空間の中で、蔡さんの作品に触れていると
秋の陽だまりの中にいるような幸福感に包まれます。
ギャラリー前の大銀杏も黄色く色づき見頃です。
また現在開催中の横浜トリエンナーレのメイン会場である
新港ピア、赤レンガ倉庫もギャラリーから徒歩圏内にあります。
秋天好日のヨコハマ、お散歩がてら是非お出かけください。
蔡國華展情報についてはこちらの記事をどうぞ。

2008年11月16日日曜日

七五三


―昨日はあちこちで着飾ったおチビちゃんたちをみかけたね。
―今年七五三の子供がいる親御さんにとっては、一年で最大の
 イベントだからね。力入るんだよ。
―ブログ見てみても、晴れ着姿自慢のオンパレードになってる。
 それで面白いこと発見したんだけど、英語は言うに及ばず
 スペイン語でも中国語でも、七五三を話題にしているブログが
 結構多いんだよね。
―へえ、そうなんだ。
―大体傾向が二つあって、「うちの子たち、お参りにいきました!」
 パターンと「そもそも七五三とは?」パターンなんだよね。
 このスペイン語のブログなんて「七五三とは?」の調査結果を
 スペイン語コミュニティーの人たちに一生懸命伝えていて、
 それをまた日本語に直したりしているから涙ぐましいよ。
―七五三も国際化してるってわけか。
―うん。どんなことばをしゃべっていても子供を思う気持ちは
 一緒だからね。七五三のお参りをした子供たちが、そこで
 いろいろ違ったことばを話す子供たちと知りあえれば
 ちょっと素敵じゃない?

2008年11月14日金曜日

煩雑な往来


―麻生首相が、日中交流イベントで「はんざつ(煩雑)に首脳が
 往来した」とあいさつしたんだって。
 原稿は「頻繁」だったそうだけど。
―ハハハ、正直な人だから本当に「煩雑だ」と思ったんじゃないか。
―この他にもずいぶん読み間違えてるらしい。ちょっと心配だよ。
―漫画ばっかり読んでるから、ちゃんとした読み方が身について
 ないんじゃないのか?
―そりゃ漫画に失礼だよ。漫画だってちゃんとしてるよ。
 本人の問題だよ。
―内輪のイベントだからいいけど、首脳会談でこう言ったら
 大変だよな。通訳はコレどう訳すか、首かけないといけない。
―日本国の代表なんだから、もうちょっと自覚を持ってもらわないと。
 漫画が愛読書のオレでもそう思うよ。
―麻生さんは「とてつもない日本」って本、書いてるらしいけど
 この調子じゃ今度は「とてつもない日本語」を書きそうじゃないか。

2008年11月13日木曜日

投票しよう!の結果&投票しようⅡ


今回は、上に掲載した10/4「バナナダイエット」のスケッチが
3票を獲得、人気トップとなりました。
9/27「飲まなきゃ」と10/10「変わった人」のスケッチが
これに続き、それぞれ2票でした。
投票どうもありがとうございました。

引き続き10月後半のお気に入りスケッチ投票を実施します。
右側コラムに投票欄とスケッチ一覧を掲載しています。
みなさんご自分のお気に入りスケッチに是非ご投票ください。
お待ちしています。

バナナダイエット後日譚:
ブームは終息のもよう。
現在、私の近所のスーパーではバナナ5本200円程度
品物も豊富で、元に戻った感じです。
バナナ愛用者としては大助かりですが
1ヶ月のダイエットで効果のほう、どうだったのでしょう?

2008年11月12日水曜日

バラマキ


―定額給付金、4人家族だと5万円ほどもらえることに
 なるんだそうだ。
 そりゃありがたい。だけど後ろで「どうですか、みなさん。
 私たちはみなさんの気持ち、ちゃ〜んとわかってるんですよ。」
 とか言って笑ってる政治家の顔が見えて、興ざめだ。
 弱味につけ込まれているようで、イヤな気分だね。
 オレたちはそんなに単純じゃないと言いたいよ。
 苦しいサイフから納めてる税金だ、こういう時こそ
 どう使うのが一番いいか、ようく考えて使ってもらいたい。
 そうでないと、それこそ不信の「バラマキ」じゃないか。  

2008年11月11日火曜日

蔡國華展(横浜)のご案内






  展覧会に出品される
「Family」 S50号 油彩

  本作品は11月20日発売の
 「月刊美術」12月号
  表紙を飾る予定










10月金井画廊に続き、今月は横浜で蔡國華さんの個展が開催されます。
  
  *日時 2008年11月17日(月)〜11月29日(土)
      AM 11:00 〜 PM 6:00
      17日はPM 1:00 より、29日はPM 5:00 まで
      日曜休廊 
  *場所 ギャルリー・パリ (横浜 日本大通り)
      ℡ 045-664-3917
      地図のピンマークをクリックし「詳細」をご覧ください。

   
大きな地図で見る

金井画廊出品作とは別の油彩画、ドローイング等多数出品予定です。
秋のヨコハマを散歩がてら是非おいでください。

2008年11月10日月曜日

優勝セール


―優勝セール、行かなくっちゃ。まずは西武デパートね。
―最近、埼玉のそごうでもセールしてるよね。
 そごう、って前はジャイアンツじゃなかったっけ?
―そごうがつぶれる前ね。つぶれた後、西武と一緒になったから
 今じゃ西武の優勝セールするってわけだよ。
―じゃ、ジャイアンツ勝ってたら、セールは・・・?
―三越と伊勢丹じゃない。三越はそごうの後を引き継いだんだよ。
 伊勢丹と三越は同じ会社になったから、伊勢丹もセールする。
―ややこしいね。いっそどこでもセールしてくれればいいのに。
―セールするには球団にライセンス料払わないといけないから
 どこでもってわけにはいかないんじゃない。
 それなりに理由がないと。
―私はタイガースファンだから、そのうちタイガースが優勝すると
 高島屋でセールするかな?
―それはトラぬタヌキの皮算用でしょ。

2008年11月9日日曜日

CHANGEⅡ


―オバマさんが当選した時のアメリカ国民の熱狂ぶりは
 すごかったみたいだね。
―You Tube に全米あちこちで大喜びする人たちの
 ビデオが一杯投稿されてるよ。このビデオなんか真夜中の
 ニューヨークで、もうまるで革命だよ。
―本当だ。アメリカ国歌が革命歌になってるね。
 みんな余程たまってたんだろうな。
 選挙でこれだけエネルギーを爆発させることのできる
 アメリカ国民はちょっとうらやましいね。
 オバマさんにとっちゃ、これから大変だろうけど。
―オレたちだってたまりにたまってるよ。
 選挙やらないかぎり、このねじれのモヤモヤは
 解消しそうもないじゃないか。
 

2008年11月8日土曜日

お酒とメタボ


―今の季節、酒が旨くって、ついつい飲み過ぎちゃうな。
―正気に戻ると後悔するんだよ。なんで毎回同じことするんだって。
 でも飲み出すとまだまだって思っちゃうんだよな、これが。
 病気だよ。
―病気といえばメタボも気になるなぁ。酒飲んでるとやっぱりメタボに
 なっちゃうんだろうねぇ。
―アルコール自体カロリー相当高いみたいだし、酒飲むとつまみも
 すすむじゃないか。あの調子で飲み食いしてりゃ、すぐメタボだよ。
―そう思って最近は日本酒やめてできるだけ焼酎飲むように
 してんだけどね。少しは違うかと思って。
―よく言うけど本当に違うのかね。オレは日本酒党だからそっちの
 肩持つけど、量が同じだったら変わりないんじゃないのか?
 イメージだけで言ってる気がするけどどうなんだろう?
―なんにしてもオレらは抑えがきかないんだからさ、それが問題だよ。

2008年11月7日金曜日

今日は立冬




庭の南天もだいぶ色づきました。
赤い色を見ていると、なんか、
ほっこりしますね。

2008年11月6日木曜日

エスカレーター三都物語


―東京出てきてびっくりしたんやけど、みんな行儀よう
 エスカレーター、乗ったはんね。
 駅なんかやと、人がものすごう多いし、左側は乗るまでえらい
 行列したはっても、ちゃんと並んだはるんでびっくりするわ。
―いつごろからかなぁ、こんな右側あけるようになったのは?
 昔、ロンドンのエスカレーターの写真見て、さすがマナーの
 国だなぁ、って感心したけど、いつの頃からか
 東京でも同じように片側あけるようになったね。
 でもどうして東京では右側をあけるのかな?
 大阪ではロンドンと同じように左をあけてるね。
 いつだったか大阪へ行ったとき、うっかり左側で立ってたら
 うしろから来た人にチッ、って舌打ちされて
 「どこの田舎もんやねん?」って顔されたよ。
―大阪の人は東京に対抗意識あるからねぇ。京都はまた違うんよ。
 みんなバラバラ、好きな方に乗ってんのが普通やね。
 ヨソさんはヨソさん、うちらはうちらやと思てるしね。
 おかしない?片側空っぽやのに、もう一方で行列してるなんて。
―確かに。ここまで来るとちょっと窮屈だなぁ。
 
 

2008年11月5日水曜日

投票しよう!


アメリカ大統領選の向こうをはって、通勤絵速でも投票を実施!!
みなさん、どの通勤絵速スケッチがお好きですか?
お気に入りのスケッチに是非1票投票してください。
数が多すぎるとわからなくなってしまうので、まず9月から10月前半
までに登場したスケッチの中からお選びください。
右のコラム部分に候補のスケッチを掲載しています。
マニフェストはございません。みなさんの目が頼りです。
熱い1票をお待ちしています。

2008年11月4日火曜日

CHANGE!


―いよいよアメリカ大統領選だね。
―オバマのキャンペーンビデオを見たんだけど、
 なかなかよく出来てる。特に歌がいい。
―どうせ莫大なお金かけてんだから当たり前だろ。
―お金とビデオのセンスはまた別問題じゃないか。
 少なくとも人の心を捉まえるっていう点じゃ、今の日本の
 政党にこんなセンスはないね。
 逆にお金かけなくったってこれだけのことができるんだから
 少しは見習えば、って言いたいよ。
―なるほど、確かにこのビデオ見るとアメリカの人たちの気持ち
 っていうか、ムードっていうか、何となくわかるね。
 やっぱりキーワードは「CHANGE!」だね。
―こういう八方塞がりの状況になると、人が聴きたいのは
 100の政策よりも1つの信念だからね。
 アメリカって身勝手な国だけど、でも1世紀に1回くらい
 世界の希望の灯台になるようなことするから、不思議な国だよ。
 黒人がアメリカの大統領になるって、そりゃ革命だもんな。

オマケ:
よろしければこちらもどうぞ。懐かしい歌です。

2008年11月3日月曜日

正倉院展



―展覧会の紹介じゃないよ。
 小春日和の穏やかな一日、どこへ
 行くのがいい?、って聞かれたら
 ぼくなら正倉院展行って、そのあと
 東大寺の三月堂に行くのがいいな。
―なんか、しんきくさそうだけど。
 どこがいいの?
―正倉院展は午前中行くと絶対並ぶけど
 公園の中だし、鹿とたわむれながら
 並んでいるのも気持ちがいい。
―そんなの得点にならない。
―中に入っても人でごったがえしてて、ベルトコンベア式に見ないと
 いけないけどね。
―全然よくないじゃない。
―でも1300年前だよ。それまで掘建て小屋しか見たことのない
 人たちの前に、いきなりぴかぴかの大仏様が現れ、どこにあるのか
 わからない国から伝わった、目もくらむいろいろなものを
 一生懸命まねして作ろうとしている姿を想像すると、なんか心が
 熱くなるんだよね。若い国の息吹っていうか、力がわいてくるよ。
―ロマンチストねぇ〜。
 三月堂はどうなの。
―ここは日が傾いて西日が差し込むころ行くのがオススメだよ。
 ほの暗いお堂の中で、あれだけの仏さまを間近に拝める場所は
 ほかにないと思う。不思議に人もそんなに来ないし
 正倉院展で熱くなった心を鎮めて、静かに仏さまと話のできる
 最高の場所だよ。
 そうだ、地元の小学生が案内してるサイトがあったので見てみて。
 小学生はあまり仏さまに興味ないみたいだけどね。
―私も仏さまより、きれいな景色のほうがうれしいかも。

2008年11月2日日曜日

雲隠


―もう1日、源氏ネタで行こうっと。
 毎日話題をひねり出すのは大変なんだから。
―そうなの? 結構スイスイ出てくるのかと思ってたわ。
 で、今日は何の話?
―源氏五十四帖の中に名前だけがあって中身のない巻が
 あるのを知ってる?
―知らない。
―「雲隠」という巻なんだけど、この巻では光源氏の死を
 描いてるんだよね。並の作者だったら、主人公の死という
 クライマックスだから、盛り上げに盛り上げようとするだろう。
 「雲隠」って題だけ見せて中身を何にも書かなかった紫式部は
 本当にすごいと思う。
 絵巻物でよくあるだろ、画面を金斗雲みたいなので覆って
 その次の場面は前の場面とは全く別の話になっちゃうヤツ。
 これを物語でやってんだよ。事の仔細は読者のみなさん
 どうぞ想像の羽をのばして、ご自分で考えてくださいって。
 とってもクールだと思わないか?
―なるほど。中身がないんじゃなくって、無限の中身を持ってる
 ってことね。かっこいいなぁ。

蛇足のお断り:
「雲隠」に中身がない理由については諸説あります。念のため。

2008年11月1日土曜日

源氏物語千年紀



―Googleトップに行ったら、ロゴに
 何かイメージが貼り付いていて

 訳がわからずクリックしたら
 「源氏物語」の検索ページ
 だったんでびっくりしたよ。
―ちょうど1000年前の11月1日、「紫式部日記」の記事に
 「源氏物語」のことが出てくるそうなのね。
 だから今年は「源氏物語千年紀」ってにぎやかじゃない。
―オレには「源氏」の世界が1000年も昔のこととはとうてい
 思えないな。着ているものだって、住んでいる建物だって
 飛び切りぜいたくだし、あんな生活、1000年先だって
 無理じゃないか。完全にファンタジーの世界だね。
―当時の貴族は日本中の富を独占していたからね。
 だからあんな優雅に生活できたのよ。
―考えてもみなよ。いくら時間と富を持て余してたって、男と女の
 間であんな微妙な心のやりとりが出来るってことにならないよ。
 自然、歴史、歌、あらゆることに通じてないとできないじゃないか。
 それを登場人物みんなが普通にやってるってことが
 なんか、別世界の人たちだって気がする。
―そうねぇ、今の私たち、ケータイで「アンタなんか死んじまえ!」
 とかやってんだもんね。