2010年7月19日月曜日
公用語は世界語
ーユニクロや、楽天が社内の公用語を英語にするって話題だわね。
ーここでいう英語はアメリカやイギリスの人たちが使う
母国語としての英語じゃなく、実は「世界語」とでもいうべき
違う言葉だって考えたほうがいいんじゃないかな。
ーっていうと?
ーぼくは中国系の企業で働いているけど、中国語で
コミュニケーションとれなければ、英語を使って
コミュニケーションをとる。
でもぼくが英語の教育を受けたのは日本国内だし
相手の中国人も英語の教育は中国国内で受けたという
人が多い。
どちらも英語ネイティブじゃない環境で、それぞれ独自の
教育システムのもとで学んだ英語でもって、出会って
すぐにそんな困難を感ぜずにコミュニケーションできるんだから
よくよく考えればこれはすごいことだよ。
でもその場で使っていることばは、ネイティブの英語学者からすれば
多分とんでもないしろもので、発音だって文法だって、ひょっと
したらネイティブの人はわからないかもしれない。
そういうことばを使って、両方ネイティブじゃない人が、
コミュニケートできるんだから、これは英語とはちがうことばだと
考えたほうがわかりやすいと思うんだよ。
ーつまりそんなにちゃんとした英語じゃなく、ブロークンでいい
ということ?
ーブロークンっていうと片方に正統英語があることになるから
ベース英語だけど、英語とはちがうことばと考えるんだ。
発音だってアジアの人が出しやすい音でいいし、文法だって
時制とかはそれほどに気にしなくていい。
そんな高級じゃない新聞でふつうに出てくるぐらいの単語で
ともかく意思を通じ合わせるのに特化したことばっていうかな。
ーそうすると日本語とかはどうなるのかな?
ー共通語に対するそれぞれの土地の地域語のように、人間として
奥深いことを考えたり表現したりは、やっぱり母国語、ばくらは
日本語を使うんだと思う。
でもビジネスは、売る人買う人、両方世界が相手なんだから
世界語を使う。
共通語が普及したことで日本が市場として統一された、それと
同じことだよ。
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