2009年1月9日金曜日

やまとなでしこ


—誘拐されて軟禁されていた赤羽医師が解放されたね。
 しばらく消息を聞かなかったので心配してたけど、
 本当によかった。
—暗いニュースばかりの新年に、やっと明るいニュースだね。
 でもいくら日本が暗いたって、彼女が活動していたエチオピアの
 悲惨な状況からすれば日本は天国だよ。農村では多くの人が
 生命の危機と隣合わせの生活だっていうからね。
—そういえば彼女が所属している「世界の医療団」は、フランス発祥
 じゃそうじゃない。ノーベル平和賞を受賞した「国境なき医師団」も
 フランスで設立されているし、フランスにはこういう伝統が
 あるのかしらね。
—フランス革命以来の「博愛」精神かな。でも世界の多くの国際NGOや
 ユネスコ、ユニセフ、赤十字などの国際機関に所属して
 過酷な現地で献身的に活動をしている日本女性って、実は
 意外に多いんだよ。これに比べると日本の男は、まだまだ
 日本のことにしか目を向けてないね。
—マスコミも男目線だから、国際組織に所属して現地で活動している
 女性にスポット当てることってほとんどないじゃない。
 多くの女性の地道な活動が、日本の国際的地位を下支えしている
 部分って大きいんだから、そのことはもっともっと感謝されたって
 いいよね。

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