2009年1月1日木曜日

おめでとう


新年あけましておめでとうございます。
年頭の話題はやっぱりお雑煮ですね。

我が家は京都の商家の出ですので、白味噌(西京味噌)、丸もちの
京風雑煮をいただきます。
今ではすっかり有名になりましたが、基本型はまず
こちらの記事でご確認ください。
京都の雑煮に欠かせない「頭芋」については
次の2つのブログを見てみてください。→ ブログAブログB

で、以下我が家の雑煮です。
だしは昆布だしで、一晩寝かせておきます。
具は丸餅、頭芋、小芋、大根です。
お餅以外はあらかじめ湯がいておきます。

頭芋は本来、家の主人と長男が食すものですが
我が家では男は全員食します。
大根は、京都に住んでいた時はお雑煮用の細い大根を
輪切りにして使っていましたが、今は普通の大根を輪切りで
4つ切りにしています。
全部丸いものをいただくのがポイントで、「お金が身に付くよう
丸いもん頂くんやで。」とよく言われました。
お金、全然身に付かないですけどね。

もう一つ、ウチは変わってるなぁ、と思うのは白味噌を
ものすごく使うことです。
大体1人80gくらい入れます。4人で毎回300gのパックが
空きます。3が日で3パックです。
とろとろ濃厚味ですが、この味でないとお雑煮という感じが
しません。
だから、世の中にすまし汁のお雑煮が存在することを知ったときは
大変驚きました。それって常のもんやないのん?
でもおかしいのはウチの方やね。

子供の頃お雑煮を食べるときは、なんで女に生まれてきいひん
かったんやろ、と散々思ってました。
頭芋食べるのは子供にとってはほとんど拷問です。
味ないし、他のもん食べられへんし。
3が日かけて食べてもいいんですが、こんなん毎日食べんのいやや
と思って、意地で元旦に全部食べてましたね。
そやから元旦のお雑煮は正直修行です。

それでも不思議なもので、横浜に住みだした20年程前
お雑煮の具を準備するのに、頭芋がなくて苦労しました。
やっぱり頭芋が入ってへんとお雑煮とは言えへんのですね。
八百屋さんで聞いても「頭芋」なんてそんなもん知らんというし、
同じ「頭」つながりでも「八つ頭」は全く違う、
名前は「何、それ?」だけど、「セレベス芋」が少し近そうなので
それを使ったりしてました。
最近はこちらでも容易に手に入るし、ありがたい時代になりました。

今回、白味噌雑煮のレシピを色々調べてみましたが
我が家と同じものは一つとしてありませんでした。
それぞれの家にそれぞれの雑煮、やっぱりこれが一番ですね。

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