2010年12月5日日曜日
赤い鳥
ー赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた
って歌があるけど、赤い実を食べたって赤い鳥にはならないよな。
ーつまんないこと言わないで!
今の季節、赤い実をつける木が多いから、鳥たちが集まって
ついばんでると、赤く染まってるように見えるじゃない。
ー確かにこの季節、赤い実をつけてる木が目につくね。
家の庭でも南天と万両が赤い実をたくさんつけてるよ。
ーサンザシに赤い実がたわわについてるのはゴージャスだし
葉が落ちたハナミズキに赤い実が残ってるのも風情があるわね。
それにクリスマスとなれば、なんといってもヒイラギだし。
ー実が赤いのはやっぱり鳥の目につきやすくするためかな。
鳥に食べてもらって、種を遠くに運んでもらうっていう。
ーそうでしょうね。でも実を赤くすれば目立って鳥が食べて
くれるって、赤い実の木が考えたわけじゃなくて、
何億年もかけた命の営みの中で、赤い実と鳥の相互連関が
出来上がってきたわけでしょ。
生命の連なりの不思議を思えば、赤い実を食べて赤い鳥に
なったって歌いたくもなるんじゃない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿