2009年3月22日日曜日

エコ・ギャップ


新聞に「京都議定書」の温室効果ガス削減目標6%を日本が達成する
 のは確実になったって書いてあってびっくりしたよ。
—ええっ、ウソでしょう!
 90年比温室効果ガスは逆に増加していて達成は困難っていう話じゃ
 なかったの?
—去年まではそういう話だった。ここに来て経済活動が急減速した
 結果、何もしなくても達成できるってことになったらしい。
 言われてみると極々シンプルな話で、簡単すぎてキツネに
 つままれてるような気分になるけど…
—新聞記事も「不況という環境対策」って書いてるわね。
 でも経済活動がこれだけ落ち込んで、やっと削減目標が達成できる
 っていうのも困った状況だわね。
—エコノミーとエコロジーの間でそれだけ大きなギャップがあったと
 いうことだね。
 この不況を契機に、エコノミーがエコロジーに近づくよう社会を
 変えないと、いずれ世界は行き詰まってしまうということじゃ
 ないかな。
—そうね。わたし達も何にどうお金を使うかよく考えないと
 いけないね。
 機能が同じなら少々高くてもエコロジーな方を買うとか、
 ハードじゃなくてソフト、モノじゃなくて心の領域により
 お金を使うとか、ね。

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