―誰かが言ってたけど、今は「百年に一度の危機」といいながら
震源のアメリカを筆頭にヨーロッパも新興国も悲壮感とか
絶望感は感じられないそうじゃないか。
エスタブリッシュメント達は新しい酒を入れる新しい皮袋を
作る絶好の機会到来とばかり、俄然戦闘モードでガンガン
仕事してるって話だぜ。
―日本では、オレ達は責任がないのにとばっちりを受けて
とんだ迷惑を被っている、アメリカを始め責任あるところが
早く対策を打って危機を終息させてほしいって
どこか被害者的な感じがあるんじゃないかな。
―今度の危機の本質はアメリカの消費バブルがはじけたことだよ。
アメリカの消費バブルに世界中の経済が乗っかってたから
世界中が危機になった、その点は日本経済だって同じさ。
でもさ、このままアメリカの消費バブルが続いていたら
今度は地球がはじけてたはずだぜ。環境がもたないよ。
だから皮袋を作り替えることは絶対に必要だったんだ。
今ガンガン仕事してる人たちはそのことを自覚していて
絶好の機会到来と思ってるんだよ。
―日本としちゃどうなんだ?
―「アメリカがくしゃみをしたら日本は風邪をひく」ってのが
日本経済の永遠の課題になってるじゃないか。
今こそ日本人の生活の質を高めるために集中的にオカネを
使って、経済の体質を変えるべき時なんだよ。
「百年に一度の危機」って、つまり百年に一度しかない
貴重な機会ってことだからね。
ぼやぼやしてたら世界は全く新しい風景になってるのに
日本だけ昔の看板で出てます、ってことになっちゃうよ。
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