2008年10月28日火曜日

街角書道


昨27日は「文字・活字文化の日」でもあるそうです。
それで思い出すのは、昨年初めて行った北京で目にした街角書道。
街角で、ほうきのようなものを持ったおじさんが何やら歩道を
こすりつけています。
不審に思って近寄ると、持っているのは腰くらいまで長さのある
大きな筆、側に水を入れたバケツがあり、歩道のマス目を利用して
書を書いているのです。
書かれたものを見るとこれが上手い!実に見事です。
路面書道を撮ったブログがあったので見てみてください。
水が墨代わりなので、書かれた字はしばらくすると蒸発しますが
おじさんはその上にまた別の字を書いていきます。
本人は楽しそうだし、こちらも見ていて大変気持ちがいい。
その後わかったのですが、あちこちの街角や公園で
結構たくさんの人が同じようなパフォーマンスをしています。
大体がおじさんですが、まわりに人だかりができ、あれやこれや
批評し合ってにぎやかです。
いかにも「書の国」の文化の奥深さを感じさせます。
もう一つの「書の国」日本でも、街角書道、はやらないかな?
日中街角書道コンクールとかあれば面白そうだけど。
ちなみに今まで「書道」と書いてきましたが、中国では「書法」です。
「道」と「法」、ここにも日中の文化の違いが端的に現れている
ように思いますが、いかがでしょう。

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