2009年2月27日金曜日

ミツバチの失踪


—養蜂業者の飼ってるミツバチが激減して、果樹類の交配に
 支障を来しそうって記事が出てたけど、本当なのかしら。
—ミツバチが突然大量にいなくなってしまうって話だろ。
 アメリカでは数年前から問題になっていて『ハチはなぜ大量死
 したのか』って本も書かれてるんだ。
 この本の書評を養老孟司さんが書いてるけど、この書評読むだけで
 十分怖いよ。
—本当ね、記事はちょっとしたエピソードってノリだけど、書評読むと
 人類の運命ともリンクしてるって感じるわね。
—一生かけて虫を見続けてきた人のことばだから重みがあるよ。
 確かに最近、カミキリムシなんか見ないもんね。
 そういえば虫じゃないけど、あれだけどこにでもいたスズメも
 テンとお目にかからなくなったと思わないか。
—虫とスズメじゃ事情は違うだろうけど、ありふれた生き物たちの
 間にヒタヒタと異変が迫っているのは間違いないみたいね。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

怖いですね。組織のなかで単一思考の人間が多くなってきていることを思い浮かべました。環境が激変していくとき、組織を救う人間がいなくなることを連想しました。違うものを容認する、一色には染めない、そんなことの大切さってことが生命のつながりから言っても言えるような気がしますね。