―「アメリカン・グラフィティ」っていう映画、見た?
―大昔じゃない、名前は聞いたけど見てないなぁ。
―学生時代、確か新宿の名画座で見たんだよね。
話は覚えてないけど、キラキラネオンに尻の上がったクルマ、
DJの音楽、カッコいいなぁ、って記憶が残ってるよ。
映画観たあと、新宿大ガード下の騒音がやけに大きくて
ウラ悲しかった。
―今頃、どうしてどうしてそんな話を持ち出したのよ?
―映画に出てくる白い、カッコいいクルマがあって、ちょっと
調べてみたんだ。

1958年型なんだそう。
クルマ大衆化のきっかけに
なったT型フォードの
発売が1908年、そこから
50年でアメリカはこんな
大きなクルマを高校生が
乗り回す国になった。
―それで?
―そこからまた50年経った今、なんとシボレーの親会社GMが
つぶれようとしている。そんなこと誰が考えたろう。
史上最大の「諸行無常」物語だと思わないか。
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